協会ニュース

特別報告 栗栖宝一氏の提言 癒しの空間ー日本庭園の神髄と人間感性の一体感

栗栖宝一氏は、日本庭園の持つ力で人心と対峙し、それが唯一心に届く形象だと各方面で実証し実績を上げてきた。このような方向に向かわせた要因に自らの被爆体験がある。幼少期を日米両国で暮らし大学を卒業後、造園家 小形研三氏に師事、その後、ポートランド日本庭園の築造に従事して1972年Kurisu Internationalを設立し現在に至る。

当時から栗栖氏のデザイン思想は常に人の心に向かい、手段としての「雑木庭」は意義や意味を求める人間世界の理屈をも超越しているように見える。近作はオレゴン州レバノン、サマリタン・レバノンコミュニティ病院の日本庭園で、抗がん剤投与患者の精神安定に大きく貢献した実績等でLA医療環境を受賞。更にオレゴン州立刑務所内に暮らす囚人らの心の叫びに共鳴し、人としての究極的な尊厳と真心の平和の獲得を日本庭園を通して実践した。

世界に類を見ないこれらの実践は並大抵ではないが、現代社会において日本庭園の持つ力(愛)を際立たせつつある。ALCA大賞、日本庭園学会賞など受賞多数

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まちづくりシンポ「世界が注目するポートランドの都市づくりに学ぶ」

世界が注目するポートランド都市(まち)づくりに学ぶ

                                           主催:にいがた庭園文化交流協会

           共催:新潟市建設技術協会

           後援:新潟市

日時:2019年4月19日(金曜日)13:30~

場所:新潟東映ホテル 新潟市中央区弁天2‐1‐6、TEL025‐244‐7101

参加費:講演会1,000円 、交流会5,000円 (予定)

◇開会あいさつ 松山雄二会長13:30~13:35

◇ブリーフトーク13:35~14:00

「我が思い出の地、オレゴン州ポートランド」土沼 隆雄(造園家)

◇講演14:00~15:30

「オレゴン州ポートランド市のまちづくり、その戦略と実践」

アメリカにあって50年余かけて培われたサスティナブル(持続可能)な都市とその交通、環境、

そしてまちづくりとは一体どんなものか?ポートランド市の中心部で実践した再開発を通して

その考え方と手法を語る-                   渡辺 義之 ZGF アーキテクツ

(休 憩)

◇パネルディスカッション15:40~17:40

コーデネーター:渡辺斉氏((一社)新潟県建築士会顧問)

パネラー:新階寛恭氏(新潟市技監、都市政策部長)(予定)

パネラー:松山雄二氏(技術士(都市及び地方計画)

パネラー:竹石松次氏(BSN新潟放送会長、学校法人北越高等学校理事長)

パネラー:関谷浩史氏(新潟県立大学国際地域学部准教授)

コメンテータ:渡辺義之氏(ZGF アーキテクツ、建築家)

-質疑応答-

◇交流会18:00~19:40

申込先:

FAX:025-284-8062,TEL:025-285-5088,Mail:yoshoen@yoshoen.co.jp

名前、連絡先を記入、□シンポジウム □交流会(参加するものに☑)

 

シンポジウムの概要

<講演者>

渡辺 義之 (所属会社名)ZGFアーキテクツ/(役職)アソシエート・プリンシパル/(職業)建築家

プロフィール

1966年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、金融機関勤務。建築への夢を果たすべくマサチューセッツ工科大学へ留学し、建築学修士取得。1998年、ボストン市の Kallmann McKinnell and Wood 建築設計事務所に入所し、校舎、美術館、オフィス・ビルなどの設計に携わる。2006年、ポートランド市の発展の力となったZGFに魅力を感じて移籍し、Twelve/Westミクストユース・ビル(グリーン・ビルディング認証制度であるLEEDプラチナ認証取得)、オレゴン大学ジャクア・アカデミック・センター(米国建築家協会の協会賞受賞)、ナイキ本社新社屋といった建築設計を手掛ける。また、70年代からのポートランド再生に大きく貢献したZGFの街づくりノウハウを使い、日本各地で市街地活性化プロジェクトにも関わる。代表的なプロジェクトに、柏の葉イノベーション・キャンパス・ビジョン提案、幕張若葉地区エコディストリクト提案などがある。

 

1.シンポジウムの背景・必要性

今、アメリカで最も住みたいまちとして注目されている米国オレゴン州ポートランド市は、市街地人口が約60万人で新潟市と同規模の都市で、しかもまちの中央を大きな川(ウィラメット川)が流れていることでもよく似ている。車社会の真っただ中だった1970年代から新しい都市の理念を確立させ、車に頼らない機能的で美しく、しかも地元地域の資源を中心に経済発展を促進させ、環境にやさしいまちを創り上げてきたポートランドは、中心市街地にいくつもの魅力的な公園を持ち、緑豊かで景観的にも素晴らしく、歩きたくなるような活気と賑わいがある。しかも無秩序に広がろうとする都市の成長をコントロールし、都市と郊外とを路面電車(LRT)とバスの公共交通網で有機的に連結させ、できる限りマイカー依存をしなくてもいいサスティナブルな都市社会を実現してきており、その手法は見事です。

さて、以前ポートランド市が抱えていた魅力を欠いた都市開発、利便性を欠いた公共交通政策、人口減少などは現在の新潟市に共通する課題と考えられる。これらを解決する手段の1つとして、今後、新潟のまちづくりを考えていく上で、ポートランド市が多様で先見性のある考えのもとで実践してきたまちづくりのプロセスから、多くの思想やアイデアを学ぶことは新潟市政・市民にとって、より良い新潟の都市環境を形成するために非常に有意義だと思われる。

2.期待される具体的な成果

期待される具体的な成果として①まちづくりに関わる行政や市民の意識啓発 ②自動車中心のまちづくりから人間中心のまちづくりへの転換 ③職、住、遊が近接した魅力的なまちづくりへの展開 ④美しい都市景観形成への貢献等に向けた示唆が大きい。さらに上記の項目をいくつかのキーワードに分けて市民のまちづくりという視点から具体的に記述する。

3.シンポジウムの概要とキーワード

<その1> アメリカにあって40年かけて、サスティナブルでコンパクトな都市づくり

◇キーワード:経済成長との両立:ポートランドは車社会の真っただ中にあった1970年代の初めから市街地への車の流入を徐々に軽減した環境改善型でサスティナブルかつコンパクトなまちづくりを目指し進めてきています。1966年オレゴン州の環境再生を掲げて州知事になったトム・マッコールは、まちの中心を流れるウィラメット川の東側を走る4車線の高速道路を撤去することを検討して1974年川沿いを公園とするウォーターフロント・パークに着手しました。(これがアメリカ初の高速道路撤去の事例、このウォーターフロント・パークは1903年にオルムステッド兄弟が計画)そのほか、マッコール知事はウィラメット川の環境浄化や州全土の大気、水質、土地の保全にも着手。そして1993年(cop3の京都議定書が採択される4年前)、ポートランド市はアメリカで初めて地球温暖化に対する政策を打ち出し、現在では全米で唯一人口と経済を伸ばしつつ都市圏の二酸化炭素の排出量を削減し続けている。

<その2> 公共交通を主軸とした都市計画

キーワード:徒歩20分圏コミュニティの形成:人が歩きたくなるまちポートランドは、徒歩や自転車で20分圏内の区画で移動が考えられている。車を使わずに徒歩や自転車、バス、路面電車を使って凡そ20分以内の範囲に仕事場があり買い物もできる。またレストランやシアター、バーにも行けるよう普段の生活に必要なものの多くがそろうコミュニティ=街区が市内ではいくつも存在し、それらを公共交通で繋ぐことによってコンパクトで住みよい居住環境を形成している。

◇キーワード:人々が心地よく感じるよう街角を演出:61メートル区画の街区(米国では小さい)は、大人の足で歩けば一辺約1分。街区ごとにまちの景色が変わり、また1階部分は街区に面する2/3はガラス張りにすることがルール化されており、そのことがまちを明るくし、かつ賑わいを持たせている。立体駐車場であっても、1階部分の2/3をガラス張りのショップにすることが義務付けられている。また歩道は道幅が広く、ほとんどの街路には無剪定(数年に一度程度)の街路樹が植樹され、緑豊かで心地よい空間を演出している。

また周りの景観に合わせて程よい感覚でデザインされた椅子は、街路樹保護と腰をかけて休むことを兼ねている。またセンスのいいスカルプチャーが人にやさしい空間を演出している。さらには路面電車やバス停付近には、街の景観に合わせてデザインされた水飲み器がいくつも設置され、それらがヒューマンスケールで計画配置されていることから、心地よい見事な空間を演出している。そして何よりもまちの骨格を構成しているのが路面電車やバスなどの公共交通システムであり、全市域に整備され移動の利便性を高めている。

◇キーワード:公共交通がまちを変える:1969年にポートランド市議会は決議により、それまでバラバラに運営されていたバスや路面電車などの事業会社が統一され、都市全体を視野に入れた公共交通網の整備が始まった。そのことによりラッシュアワー時の交通渋滞の緩和、二酸化炭素の排出の減少。また公共交通利用者の増加によって各停留所を中心に通りを歩く人の増加し街の賑わいが生まれきたなどが挙げられる。

キーワード:全米一の自転車都市

公共交通網の整備に合わせてポートランドでは公共交通の利用者が、より安全で心地よく市街の歩道・道路を利用できるように、特に自転車にやさしいまちの自転車道整備を進めてきた。バスや電車に自転車の持ち込みが可能で、自転車通勤率もアメリカの主要都市の間ではトップ。市域内には現在、約320マイル(約500キロ)の自転車道が整備されている。

◇キーワード:人にやさしい公共交通:人にやさしい移動手段としての公共交通は徹底されている。車椅子での移動も安全でスムースに行けるようにバスや電車は低床で歩道との乗り降りに段差がない。街中を自由に車椅子で移動ができるように特に歩道降り口には段差がない。またLRTなどの車内には車椅子用の場所が入り口付近に設けられているなど、ハンディのある人にも大変優しい。

<その3> 人にやさしい、賑わい性のある緑豊かな都市環境を実現

◇キーワード:都市環境を見事に実現:ポートランドのまちは、環境先進都市、サスティナブルな都市、等々いろいろな言われ方がされますが、とにかく素晴らしいまちです。市街地人口は約60万人ですが、非常にコンパクトに造られている。緑が豊かであり、一部の街路を除き、大きな公園では無剪定のニレなどの樹木が見事な緑陰と落ち着いた雰囲気を形成しています。また川沿いの公園をはじめ、市街地には素晴らしい公園は多く配置され、緑のネットワークで結ばれています。また賑わいを演出するため、駐車場のビルであっても道路に面する一階部分の2/3はガラス張りのショップやオフィスでなければならないなど。またファーマーズマーケットではいつも大勢の人で賑わい、農産物、海産物その他の加工品などが魅力的に並べられ、会場には不定期ながらクッキング教室まで開催されている。

 キーワード:都市の成長をコントロール:1960年代の終わりから1970年代にかけてアメリカ経済は急成長した。その時代に都市の無秩序な成長をコントロールして、美しくて賑わい性のある都市を目指し実現してきている。

キーワード:ミクストユースの考え方「ミクストユース」の考え方で土地利用から建物の用途・活用の仕方など、単なる用途の混交ではなく、賑わいの根拠となる重要なまちづくり戦略でも計画が進められている。路地や街角とで小さなオープンスペースが連続し、いろんなミックスを心がけて個性をつくる、というまちづくりのコンセプトでもある“ECO”nomy=Active Streets=道づくりこそまちづくり=ドラマ性を生む演出で各ゾーン別に水、緑、アート、美しいデザインなどの仕掛けが街路、公園、ファサードなどがいたるところにちりばめられている。

<その4> グリーンインフラの実践

ポートランド市では、都市型洪水対策として自然の持つ多機能を都市インフラと連動させたグリーンインフラを実践している。一例としては、緑地を花壇化して初期の雨水貯蔵機能を拡充させ、都市内の貯留機能を高めている。そのほか雨樋の非接続、屋上緑化、グリーンストリート(一艇規模の貯水ストリート)など。グレーインフラとグリーンインフラを併用することで大幅な財源の軽減を行っている。

<その5> ポートランドの都市・都市(まち)づくりの中で注目される「日本庭園」

ポートランド日本庭園:戦後15年を経た1960(昭和35)年ころ、ポートランド市に日米両国の親善の場として日系人会や地元市民らの間で日本庭園築造の機運が高まりました。63(同38)年には正式にオレゴン日本庭園協会が設立され、設計者にコーネル大学造園科出身の戸野琢磨氏が選ばれました。同市の町中から約1㌔西方のワシントン公園内につくられた面積約2.2㌶の庭園は、平安期の平庭、室町の石庭、安土桃山の茶庭、江戸の池泉廻遊式庭、そして現代の自然庭といった5つの時代形式が地形に合わせてつくられている。

隈研吾作品

庭園の築造では、「ディレクター制度」が考案された。海外の他の日本庭園と大きく異なる特色です。「日本庭園は日本人の手で…」という親日家らの強い意志のもと、日本から若手作庭家(ディレクター)が3年ごとに招聘され、築庭当初から91(平成3年)年の完成までこの制度が継続した結果、質の高い日本庭園が実現し、維持管理技術を現地スタッフに直接教えることもできた。地元ボランティアによる庭園ガイドツアーは大人気で、一般市民を対象としたもの、小・中学生の歴史・文化学習を対象としたものがあり、ガイドには定期的に専門講師によるトレーニングが実施されている。このように、ポートランド市には8人のガーデンディレクターが29年間かけて造ってきた素晴らしい日本庭園があります。その日本庭園が、2018年、隈研吾氏の設計プランで拡張され、新たな展開を始めています。海外の日本庭園がこのように隆盛を帯び、そしてポートランドで日本庭園がなぜ注目されているのか?

新潟は言わずと知れた“米どころ”。豪農が稲作経済を基盤に百姓文化を育んできた土地柄です。派手ではないけれど、大小多彩な庭園が、地形や植生、気候、材料、施主の好みや考え、庭師の手技、伝統などの影響を受けながら人智を凝らしてつくられてきました。これらの庭園を、土地の風土性を的確に表現した新潟版モデルとみれば、まさに新潟の貴重な社会ストックであり、身近でしかもこれほど時代史、生活史を伝える文化空間は少ないはずです。文化とは何かという課題と共に国際的視点からあらためて日本庭園を考えてみる必要があります。

4.成果の活用

本シンポジウム開催後に、当協会ではシンクタンク(研究部会)を設立し、まちづくり関係者とポートランド研修を行い、今後、日米双方の関係部局と関わり合いを持ちながら、まちづくりの諸分野に関する政策への提案を、具体例をもって行うと共に、当協会員を中心とした市民、行政経験関係者、民間企業らによって研究活動等を積極的に推進し、渡辺氏、ポートランド市等の助言を得ながら新潟市の未来のまちづくりに積極的かつ具体的に関与していきたい。またその経過や成果については、今後、報告書や論文等で発表し、時期をみて公開シンポジウム等を通じて広く社会に発表していく。

 

 

 


平成30年度 通常総会開催

第3回にいがた庭園文化交流協会通常総会が、4月21日(土)15時からホテルイタリア軒で開催されました。
昨年度(平成29年度)の活動報告、決算報告に続き、今年度の活動計画、活動予算が審議され、承認を頂きました。

総会に続き、第2部では、基調講演として「二宮家庭園の歴史と現状」についてご当主の二宮正光様よりご講演頂きました。講演では新発田藩溝口家と二宮家庭園との関係、維持保存のいきさつ、庭園造成と庭師(大倉槙平など)、庭園の構成、ご当主の奥様と造られているイギリス風庭園(バラ園)のお話など大変興味深いお話を頂きました。講演最後には、ドローンを使っての庭園の撮影動画に会場からは驚きの声。大変有意義な時間となりました。

 

今年度の活動計画につきまして、近日中にまた告知させて頂きたいと思います。

本年度も皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


「セミナーと交流会」を開催しました

日時:11月26日(日曜日)15:00~19:30
場所:ホテルイタリア軒
会費:6,000円(セミナー、交流会共)当日会場にて徴収いたします
第1部:セミナー(15:00~17:10)
『海外のまちづくり・庭園事情』
その1.「デンマークの庭園事情」(15:00~16:00)
-昨年6月にフレソ市において「日本フェステイバル」が開催された。これを機に日本庭園の築造が行われ、新潟から技術者が出掛け完成した。これらの事業を牽引したジャネットさん(デンマーク在住)と共に、この庭園を紹介しながら日本フェステイバルの内容紹介と国際交流について話題提供を行う-
〇話題提供者:土沼直亮氏
:Jeanett Correll氏
〇総括   :松山雄二氏
その2.パネルディスカッション(16:00~17:10)
「ポートランドの印象を語る(都市・庭・ライフスタイル)」
-去る今年6月、会員有志がポートランドを訪れた。噂にたがわず素晴らしい街だった。なぜこのような街が形成されたかについて話題提供を基に会員と議論してみたい-
〇話題提供者:松山雄二氏
:室橋拓弥氏
:土沼隆雄氏
〇コーディネーター:渡辺 斉氏

第2部:交流会(17:30~19:30)ジャネットさんのプレゼン(セミナー)

佐藤さんの挨拶(交流会)


庭園セミナー・庭園見学会を実施しました

平成28年12月3日、4日に足柄庭園文化研究会の皆様をお迎えして、同会発足後、初めてとなる庭園セミナーおよび庭園見学会を開催しました。

【12月3日】
セミナーは2部形式で、前半の発表会では以下の内容で4氏によるプレゼンテーションでした。

①渡辺 斉(交流協副会長)『歴史的建造物保全再生へ向けた専門家養成の取り組み』

②土沼隆雄(交流協副会長)『新潟地方の庭園』

足立佳代(足利庭園文化研究会副代表)『足利の歴史文化と庭園』

岡村敏雄(足利庭園文化研究会副代表)『足利庭園文化研究会の目的と活動』

続いて後半は『地域の宝=日本庭園の伝承と保全活動及び今日的意義について』なるテーマでディススカッションでした。松山雄二交流協会長の司会で、パネラーには堀川秀道氏、土沼直亮氏(以上交流協)、岡村敏雄氏、足立佳代氏(以上足利庭園文化研究会)の4氏がそれぞれの体験をもとに日本庭園の今までとこれからの在り方について語り合うという内容でした。足利で、それぞれに違う地域性、歴史性を持つ庭園の保全・継承の仕方や海外交流にも話が及び、パネラーからは今後、交流などを通じて情報交換などを行いたいなどの意見も出されました。

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<写真 庭園セミナーの様子>

【12月4日】
庭園見学会は、旧斎藤家別邸(新潟市)と清水園(新発田市)の庭園を見学し、新潟地方を代表する庭園の時代の特徴などについて現地で解説を受けました。

 

今後、同会では市民参加を募り、積極的に新潟の庭園文化の素晴らしさを伝える様々な催しを開催したいと考えています。


【庭園セミナー・交流会及び庭園見学会のご案内】 

足利庭園文化研究会の皆様をお迎えして、1日目は庭園セミナー(発表会とディスカッション)を開催し、2日目に庭園見学会を開催します。

<庭園セミナー(発表会、ディスカッション、交流会)>
日程:平成28年12月3日(土)
会場:新潟ユニゾンプラザ 小研修室2
新潟市中央区上所2丁目2-2 電話番号025-281-5511
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開催時間:pm2:00~5:00
★発表会
発表時間:発表15分、質問5分(@計20分)
発表者:

(1)渡辺 斉『歴史的建造物保全再生へ向けた専門家養成の取り組み』(にいがた庭園文化交流協会副会長)
(2)土沼隆雄『新潟地方の庭園』(にいがた庭園文化交流協会副会長)
(3)岡村敏雄『足利庭園文化研究会の目的と活動』(足利庭園文化研究会副代表)             (4)足立佳代『足利の歴史文化と庭園』(足利庭園文化研究会副代表)

 
★ディスカッション『地域の宝=日本庭園の伝承と保全活動及び今日的意義について』
開催時間:60分
登壇者:堀川秀道、土沼直亮(交流協)、岡村敏雄、足立佳代(足利庭園文化研究会)、司会松山雄二会長

<庭園見学会>
日程:平成28年12月4日(日)
見学地:旧斎藤家別邸(新潟市)、清水園(新発田市)
集合場所:駅南観光バスターミナル(ジュンク堂脇)※変更の可能性あり、見学地集合可
集合時間:am8:00出発pm12:30解散

<参加費等>
参加費:セミナー参加費:会員700円 非会員1,000円
交流会費:5,000円
庭園見学会2,000円程度
※会費徴収は開催初日

<参加申し込み方法>
メールにて申し込みください。なお会場準備の都合上、12月1日までにお願いします。

申し込み:garden@gcea-niigata.org

にいがた庭園文化研究会
事務局 新潟市中央区大島40番地
電話 025-285-5088
FAX 025-284-8062


書籍の紹介

・『進士五十八と22人のランドスケープアーキテクト』著者/進士五十八 出版/マルモ出版 定価/2,800円(税別)

・『庭NIWA第225号』2016冬 庭の未来へ(創刊40周年記念・特大号)出版/株式会社建築資料研究社 定価/2,700円(税別)※雑木ガーデン生みの親、小形研三さんの記事が掲載されています。


庭園に関する冊子を発行いたしました

新潟県内の史的庭園に関する情報を整理し解説した冊子(ガイドブック)を発行いたしました。交流協会員には近日中に送付いたします。

Echigi Niigata

 


世界に誇る日本庭園「新潟の庭園は文化の表看板」

表題の「寄稿文※」が出ましたので掲載いたします。当会副会長が新潟の庭園について記述しています。交流協は、このように各種誌面などを通じて積極的に庭園と庭園文化の大切さについて広報していきたいと考えています。※リバーバンクRリポート第15号p6~7(2016.8):(一社)地域ルネッサンス創造機構

新潟の庭園は文化の表看板


ガーデンパーティを開催しました

去る8月27日夕刻からグリーンホームズでガーデンパーティを開催しました。(参加者15名)乾杯のあと、デンマーク日本フェアの報告(概要)がありました。これにつきましては庭園セミナーで詳しくお伝えするとのことです。

さて、当日は野外で飲食するには最高の気温、庭園内3カ所に設置されたテーブルで好みの飲み物を片手に有意義な時間を過ごしました。ちなみに飲み物は特設バーカウンターのカクテル類、生ビール。食事はメインがイベリコ豚のスパゲティ、ポテトサラダ、鶏のから揚げ、リンクソーセージ、枝豆、デザートはイチジク、バナナ、プルーン。庭園から始まる豊かな暮らしの一端を味わっていただけたのではないでしょうか?

 



にいがた庭園文化交流協会
事務局:〒950-0953 新潟市中央区大島40番地
TEL 025-285-5088  FAX 025-284-8062


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